神社を訪れた時、建物の柱の先端のところに獅子や、龍の像が掘られていることがありますね。

木鼻

その他、柱を支える木にも彫刻を見ることができたりします。

とてもデザイン性が高く、日本建築のみどころのひとつとなっています。これらは、『構造材』とよばれます。ここではそのなかで、虹梁(こうりょう)、蟇股(かえるまた)、木鼻(きばな)についてみてみます。

虹梁

 

神社仏閣でみかける虹梁(こうりょう)とは?

虹梁とは梁(はり)の一種で、そりがあり、屋根の荷重を支えています。虹型で上方に向かって弓なりに反っているのでこのように呼ばれます。(梁:柱の上に水平に渡した部材のこと)

虹梁

 虹梁には、雲や植物のデザインが多くみられます。


    蟇股

蟇股(かえるまた)とは

水平材の上下を繋ぐ、かえるが足をひろげたような形の部分です。蟇股は当初、梁の上に設けられ構造材と装飾材を兼ね備えていたそうですが、建築技法の変化により構造材ではなく装飾専用となったといわれます。

蟇股:その形をいかしたデザインが非常に美しい


上からにらみをきかせる龍や獅子の彫刻〜木鼻とは?

梁や桁(けた)など水平部材の両端の突き出した部分に彫刻されているものを、木鼻(きばな)といいます。木の先端という意味の「木端(きばな)」がその名の由来と言われています。本来は切ってしまってもいい部分ですが、彫刻が施されみどころのひとつとなっています。

獣の顔をあらわすものが多く、象、龍、獅子や獏などが多くみられます。建物正面の二本の柱で一対の像が彫られている場合もあります。

これらは寺院建築だけでなく、神社建築にもみることができます。

木鼻

神社の建築方法や仕組みについてはここでは触れませんが、そのデザイン性の高さにはいつも非常に興味を惹かれます。

昔ながらの「木組み」の工法では釘や金物を使っていませんよね。

非常に緻密に、合理的に組み合わされているわけです。そんな材木を支える構造材にも、美しい装飾を施すという美意識の高さにはいつも驚かされます。

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