Read Moreひと, …魃(ひでり)鳥山石燕「今昔画図続百鬼」より 現れると国中が旱魃(かんばつ)になってしまうという恐ろしい妖怪。「旱母(かんぽ)」「魃鬼(ばっき)」とよばれることもあるそうです。 人間の顔、体は獣で、手も足も一本ずつなのですが、風のよう...0
Read More動物, …野衾(のぶすま)鳥山石燕『今昔画図続百鬼』より 動物のムササビのようなもので飛んできて人の目や口をふさぐといいます。刀で切ろうとして切れないのですが、落ち着いていると、いずれいなくなるそうです。0
Read More動物, …赤鱏(あかえい)竹原春泉画『絵本百物語』より 安房国(いまの千葉県)で、船が難破し漂流してしまい、船のりたちが、見知らぬ島に流されてしまったと。そこは無人島で家もなく、見たことのない草木が生えていた。どこまで歩いても人も見当たらないので...0
Read More動物, …貉(むじな)鳥山石燕『今昔画図続百鬼』より 貉は、狸、鼬と同じものだともいわれています。いずれも人に化けるのが得意な動物ですね。この絵は、化けていた僧が、居眠りをするうちに、尻尾がうっかりと出てしまった様子をあらわしたものだそうです...0
Read More動物, …大蝦蟇(おおがま)竹原春泉画『絵本百物語』より この絵は竹原春泉画『絵本百物語』の周防の大蝦蟇です。各地にいい伝えが残っている大蝦蟇は、岩だと思って近づくと大きな蟇で、口から息をはき、これに触れると竈のなかに吸い込まれてしまうそうです。 ...0
Read More動物, …豆狸竹原春泉画『絵本百物語』より 「豆狸」は、小さい犬くらいの大きさで、いたって賢かったといいます。 自分の陰嚢に息をふきかけて、畳8畳もの広さに広げ、座敷に見せかけたりられるのだそう。人を騙すときには、頭にかぶって化て出た...0
Read Moreひと, …人魚鳥山石燕『今昔百鬼拾遺』より 顔は人間、からだは魚の妖怪です。人魚を助けた村で、大津波を教えてくれて助けられたという話や、海を荒らすという話などたくさんの逸話が残されています。0
Read More動物, …手負蛇『絵本百物語』より 蛇はとても執念深く、傷を受けた蛇はかたきをうちにやってくるという。「何か起こるのではないか」という不安な念に呼び寄せられるといい、そういう気持ちのない子供には通じないといわれています。昔懐かしい蚊帳を...0
Read More動物, …磯撫で竹原春泉画『絵本百物語』より ふかに似た大きな怪魚で、尾びれに鉄の針がはえているといわれます。北風の強い日にあらわれ、このひれで船上をなでることで、海の中に引き込んでしまうそうです。0