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妖怪 | ノスタルジックジャパン

妖怪とは、「妖(あやかし)」や「もののけ」とも呼ばれ、昔からつたわる神秘的な存在や現象です。
子供の頃にきいた昔話、神社の境内、ふとした瞬間に彼らの『気配』を感じたことがないでしょうか。童心に帰って思い出してみてくださいね。

おどろおどろしい異界の住人

妖怪とは、「妖(あやかし)」や「もののけ」とも呼ばれ、昔からつたわる神秘的な存在、現象です。 幽霊は「他界」に住み、妖怪は「異界」に住むのだそうです。 妖怪はわたしたちにとってどのような存在なのでしょうか。 日本語には『おどろおどろしい』という言葉があります。 一言で言えば「不気味である」といえるでしょうか。なんとなく不安で恐ろしい様をあらわしています。恐ろしい、というよりもどちらかというと、不可解なものに対しての恐怖のようなものを表現しているといえるでしょう。 つまり『妖怪』に感じる感覚にはとてもしっくりとくることばです。 子供の頃にひとりで草むらの中を歩いていると、ささっという音がどこからともなく聞こえてくる。誰かに見られているような、誰かがついてくるような感覚。妖怪の仕業かもしれない、と思うと、恐ろしくて振り返ることができず、一目散に走って逃げる、というような経験が誰しもあるのではないでしょうか。

妖怪には、自然現象によるもの、植物や動物がもたらすものだけではなく、長く使われ古くなった道具にも魂が宿り「付喪神(つくもがみ)」となって、ひとをたぶらかすといわれています。 ※付喪神とは、もともと作られてから九十九年たった道具の魂という意味で使われたという。『百鬼夜行絵巻』は、道具の妖怪たちが夜の街を更新する様子を描いている。 江戸時代には「百物語」といって、そこに集まった参加者が次々に怪談を披露する会がさかんに行われました。これをもとにして妖怪が絵画化され、たくさん残されたのだと言います。鳥山石燕の『図画百鬼夜行』という本は、そのひとつだということです。 妖怪は、恐ろしいだけではなく、どこか愛嬌をもって古くから伝え続けられています。 そんな存在として、長く語り継がれることによって、妖怪はわたしたちに、自然に対する畏敬の念をもつこと、人に思いやりを持って接することや、ものを大事に扱うことなどを教えてくれているのだと思います。子供の頃にきいた昔話、神社の境内、ふとした瞬間に彼らの『気配』を感じたことがないでしょうか。この妖怪図鑑をながめ、子供の頃の気持ちにもどって、ふと感じたその気配を思い出してみてくださいね。
おどろおどろしい異界の住人

妖怪図鑑

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