日本の職人の技と精神
職人(craftsman)とは、専門的な技巧をもち、手作業で物作りに従事する人をさします。
日本の職人の技は、大自然の恵みと長年の技術練磨の積み重ねにより産み出されてきました。
室町時代〜江戸時代の初めにかけて職人の種類は二倍以上に増加したと言われ、まさに職人の時代であったと言われています。
しかし、いま職人さんにお会いしてお話を伺うと、需要が減少しているのは切実な問題です。それにともない職人さん自身さえも「後継者を育てることに抵抗がある」という現実があります。
せめてその技がどんなところで使われ、どのうような”思い”で作られたものなのかを、職人の方々へのインタビューを通してお伝えしていきたい思っています。
その繊細な職人技だけでなく、「大切にしている心」、「受け継がれている精神」、またそれを支えた「繊細な道具」にも目を向け、お伝えしていきます。