日本庭園でこのような石でできた塔を、一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。上の部分が空洞になっているので、ここにろうそくを灯したようにもみえますが、どのように使われたのでしょうか。
石灯籠の起源
これは、石灯籠といわれ、古くからある照明器具のひとつです。
もともとは、中国を起源としていて、朝鮮半島を経由して、日本に伝わったと言われています。
石灯籠のつくり
広く庭園に使われるようになったのは、茶庭が誕生してからで、夜の茶会の照明として使われたようです。
江戸時代になると一般の庭園にも使わるようになり、庭園には欠かせないものとなりました。
六角形のものが多く、基礎、竿、中台、火袋、笠などからできています。
わたしは、実際には、火が灯ったところを見たことがないので、今度お願いして撮影してみようと思います。
想像ではありますが、広い庭の中で、ろうそくの灯がほんのりともるところはきっと幻想的ですね。