ノスタルジックジャパン

古き良き時代を感じる日本図鑑

鳥山石燕『図画百鬼夜行』より

火の気のない場所で山から山へと尾根に沿って薄い紅色の火が連なっていくことがあるそうです。狐に網を被せて捕まえようとすると狐は逃げ去り、網の中に火だけが残っています。手に取るとそれは小さな毛皮で家に持ち帰って大切にしまっておくと、ある夜、お城へ登場せよとの連絡がはいります。その狐火を携えて出かけると、昼間のように明るく照らされます。使いのものに求められそれを渡すと、それまで人間と思っていたつかいのものはたちまち、狐の姿になり、それを奪って逃げたと言います。

狐火は集団で現れると「狐の嫁入り」とも呼ばれるそうです。

新潟県の阿賀町津川には今も「狐の嫁入り行列」という言い伝えがあります。かつてこの地域の「嫁入り」は夕方から夜にかけて行われたため、提灯を下げて嫁入り先に行列をしていました。この行列が麒麟山を越えていく際に、堤灯の明りと狐火が平行して見えたことからこの言い伝えがうまれたそうですよ。

Leave A Reply

*
*
* (公開されません)

Share / Subscribe
Facebook Likes
Tweets
Hatena Bookmarks
Pinterest
Pocket
Evernote
Feedly
Send to LINE